乙女と百合と その２９

■ニーナ
おかぁさんっ！　おねぇちゃんといっぱい喋っちゃダメ！

■薫令
うっ…、はぃ（今日はいつにも増して独占欲強いなぁ）

■ニーナ
おねぇちゃんも、ニナにわからない話、しないでよぅ。

■小夜子
ふふふ…。ごめんなさいね。
ニーナにはちょっと難しかったかしら。

■ニーナ
もぅっ。おねぇちゃんまでニナを子ども扱いして～

■小夜子
あら。ニーナはいつまでも可愛い妹よ。

■ニーナ
わぁ～い☆

■小夜子
さぁ、クレープでも食べにいきましょうか。
もちろん、薫令ちゃんもいっしょに。

■ニーナ
なんでぇ？　今日はニナとふたりじゃないの？

■小夜子
ふたりよ。だってアレはお財布だもの。
もって行かなきゃショッピングできないでしょ？

■薫令
お財布って……。

■小夜子
あら、いいのよ。もう帰っても。
今日撮った写真返してくれたら…ね（なんか黒いオーラが）

■薫令
結局私はそーゆー扱いなのね…orz

乙女と百合と その２８

■小夜子
お待たせ。
（走って戻ってくる。彼はそのまま人混みへ）

■ニーナ
ニナさびしかったぁ（うるうる）

■小夜子
ごめんね。今日はずっと一緒だから…。

■薫令
でも、彼…いいの？

■小夜子
いいのいいの。
あの人は『彼氏』じゃないから。

■ニーナ
じゃぁ、なぁに？

■小夜子
『彼氏役』よ。
私の高校の友達に好きな子がいてね、
告白したいんだって。
でもひとりで誘い出すのできないっていうし、
だったら「友達がＷデートしたいって言うんだけど、彼氏のふりしてくれない？」
って連れ出して告白したら？って提案したのよ。
でも肝心の『私の彼氏』がいないから、
ちょっと仲のいいモデル仲間に声かけて協力してもらったの。

■薫令
事情はわかったけど、友達も彼も…いいの？

■小夜子
もともと、途中で別れてふたりっきりにしてあげるつもりだったし、
彼は彼で、別れた後はショッピングでもするっていってたし、
ドタキャンしても問題ないわよ。

■薫令
（う～ん…、あの彼は『小夜子と』ショッピングしたかったんじゃないのかなぁ？？
待ち合わせより早く来てたってことは、彼…きっと小夜子のこと好きなんだろうし、
実はＷデート後に告る予定だったとか？
絶対そうだよねっ！！
………小夜子って、意外と鈍感？？？）

乙女と百合と その２７

■ニーナ
じゃぁ、アレは？

■小夜子
？？？

■ニーナ
ほら、向こう側に立っているおにぃさん。
ずっとおねぇちゃんのこと見てるよ。

■小夜子
あら？！　う～ん…どうしようかなぁ。

■ニーナ
？？？（首かしげ）

■薫令
あれが彼氏？

■ニーナ
彼氏？！　じーっ。。。。。。。

■小夜子
違うのっ。あれは『彼氏役』

■ニーナ＆薫令
？？？（そろって首かしげ）

■小夜子
とりあえず、説明はあと。
ちょっと会ってくるから、待ってて。
（と言って、男の人のところへ）

乙女と百合と その２６

■ニーナ
ねぇ、おねぇちゃん。

■小夜子
なぁに？

■ニーナ
どうしてみんなこっち見るんだろう？

■小夜子
うらやましいんじゃないかしら。

■ニーナ
何が？

■小夜子
私たちがいっしょにいると・こ・ろ♪

乙女と百合と その２５

■小夜子
今度、どこかへデートしない？

■ニーナ
でぇと？

■小夜子
そう。ふたりっきりで、遊びに行くの。

■ニーナ
おかぁさん、ナシで？

■小夜子
もちろんよ。ね、ふたりで行きましょ。

■ニーナ
うんっ！
おねぇちゃんとおでかけ～♪

■小夜子
ふふふ…。本当に、可愛いんだからvv

乙女と百合と その２４

閑話休題。

小夜子が誘ってる…。

なんでこんな展開に？？？

ニーナはニーナで、危うさに気づいてないだろうし

小夜子はきっと確信犯だろうし…。

もぅ、小夜子の目的がわかりません＞＜

そして物語のオチもわかりません…orz

もっとちゃんとシナリオ考えて撮るんだった。

乙女と百合と その２３

■小夜子
もぅ、しょうがないわね…（おでこにチュっvv）

■薫令
（あ、あれ？　小夜子おねぇさま？？）

■小夜子
私はニーナのものよ

■薫令
（え？　ここ、街頭なんですけど…。
常識的な小夜子さんはどこへ行っちゃったの？）

■ニーナ
やったぁ☆
ニナもおねぇちゃんのだからねっ！

■薫令
（あの～。小夜子さ～ん…）