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プロフィール
HN:
薫令(かおれ)
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/02/23
職業:
大学生
趣味:
手芸・工芸・文芸
自己紹介:
ドール大好きっ子の薫令です。
手芸も写真も好きなので、
outfitを作ったり、
いろんな場所で写真を撮ったり。
そんな活動の記録です。
手芸も写真も好きなので、
outfitを作ったり、
いろんな場所で写真を撮ったり。
そんな活動の記録です。
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シェイクスピアの有名な一文ですが、
実はあまり読んだことがありません。
短編なので、私好みなんですけどね。
小夜子は古典文学が好きという設定です。
和物から洋物まで、幅広く読んでいそうですね。
漫画ばかりの私とは大違い。
前置きはそのくらいにして。
「つづき」からどうぞ。
++++++++++
【生きるべきか、死ぬべきか】
《スタジオ》
■リーダー
次の曲はこれでいこうと思うんだ
《リーダーが曲を流す》
■リコリス
あれ? アイリスにしては乙女ちっくだねぇ
■アイリス
…俺じゃねぇよ
■カメリア
えぇ?! お前じゃねぇの?
いつもアイリスが詞書いてるじゃん
■アイリス
だから、俺は知らねぇって
■リーダー
おもしろい子を見つけたから、
書かせてみたんだ。
どう思う?
■リコリス
これって…書いたの女の子だよねぇ
■カメリア
ふーん。
…こんな乙女なのをアイリスが歌うのかぁ。(ニヤニヤ)
■アイリス
……。
■リーダー
ダメなら、いつもどおりアイリスに書いてもらうけど。
■アイリス
コレとデモテープ、あずかっていいか?
■リーダー
あぁ…。
+++
■アイリス
俺がアイリスで【花菖蒲】
次はリーダー…ルクリアで【恋桜】
ってことは、リコリスの彼岸花とカメリアの椿もやるのか?
《歌詞を見る》
…まぁ、できは悪くないよな。
古風で…なんていうか、素直な歌詞だし、
清純な感じがする。いや、青春か?
ともかく『桜』…ってイメージだよな。
んー、俺が書き直すより、
手直しするか。
+++
■アイリス
『…俺は気づき……伝えたいと…』
■リーダー
違う。
もっと音程をとって、気持ちをこめて。
もう一度。
■アイリス
ちっ。
どーぞ。
『……俺は気づき……伝えたいと…』
■リーダー
違うっ。
だから、もっと…
■アイリス
どうしろってんだよっ!
■リーダー
曲の雰囲気にアイリスの声が合ってないんだ
■アイリス
あぁ?
■リーダー
落ち着け。
もうすこし強引にいってもいいんじゃないか?
■アイリス
ちげぇだろ。歌詞はもっと清純で淡い恋なんだよっ
■リーダー)
曲のやまは、『この恋よ どうか終わらないで』だ。
縋りついてでも離したくない。
だけど男の自分がそれを許さない。
……もっと想像力を働かせろ。
■アイリス
だけど……っ。
■リーダー
もう、今日は帰れ。
頭冷やして来い
■アイリス
ちっ…
(アイリス、出て行く)
■リコリス
うーん、難しいよねぇ…
+++
(深夜、帰ってくる・リビング)
■有栖
(もう寝てるかな…)
■小夜子
おかえりなさい、有栖
■有栖
起きてたのか?
■小夜子
すこし、勉強してたの
■有栖
そっか。
………なぁ、ちょっと来いよ
+++
《有栖の部屋》
■有栖
《小夜子を抱き締める》
(…落ち着く)
■小夜子
あ、有栖?
■有栖
んー…、もうちょっと、このまま
■小夜子
…えぇ。
(なんかいつもの有栖と違うわね…)
■有栖
…なぁ。
■小夜子
なぁに?
■有栖
俺が寝るまで、側にいてくれねぇ?
■小夜子
…あら、その歳になってまで、添い寝してほしいの?
■有栖
うん。……今日だけ、だからさ。
■小夜子
(…やっぱり、なにかあったのかしら?)
さぁ、お布団はいって。
夜も遅いし、寝ちゃいましょうね。
■有栖
ん…。
《有栖は布団に入る。小夜子はベッドの脇で、ずっと手を握っている》
+++
《翌日・リビング》
■有栖
おっはよー。
■ニーナ
あっ。あーちゃん☆
■小夜子
ほらっ、余所見しないの。
こぼしちゃうでしょ。
■ニーナ
はぁ~ぃ
■小夜子
有栖は朝ごはん、食べるでしょ
■有栖
んー。
■小夜子
ちょっと待っててね。
+++
■ニーナ
あーちゃん、いってきまぁ~す。
■有栖
おう。行ってこい。
………なぁ、小夜子
■小夜子
???
■有栖
あー…、やっぱいいや。
(守るなんて言っといて、弱音なんて吐けねぇよな)
■小夜子
…今日もレコーディング?
■有栖
あぁ…
■ニーナ
おねぇた~ん。
はやくしないと、ちこくしちゃうよぅ~
■小夜子
えぇ。今行くわ。
お弁当、リビングに置いてあるから
■有栖
弁当?
■小夜子
迷惑…だったかしら?
■ニーナ
おねぇた~んっ。
はぁ~やぁ~くぅ~。
■小夜子
行くってば。
じゃぁ、いってきます(にこっ)
■有栖
ん、いってらっしゃい。
(スタジオ行くの、気が重いなぁ…)
+++
《スタジオ》
■アイリス
『…この恋よ……どうか…終わらないで』
■リーダー
違う。
もっと内に秘めるかんじで
■アイリス
ちっ。
『……この恋よ……どうか…終わらないで』
■リーダー
何度言えばわかるんだ
■アイリス
それは俺のセリフだろ。
この歌はそういう歌じゃねぇよ!
■リーダー
落ち着いて考えろと言っただろう
■アイリス
恋愛は考えるものじゃ…
■リコリス
まぁまぁ…。もう時間だし、休憩にしよう。
昼飯でも食べにいってさ。
■アイリス
……俺、パス。
持ってきたから。
■カメリア
うわ…。愛妻弁当?
■アイリス
ちげぇよ。
■リコリス
でも、小夜ちゃんのお手製だよね。
■アイリス
…まぁ。
《お弁当を広げると、そこにはカードが》
(ん?
『To be or not to be, that is not the question.』
生きるべきか、死ぬべきか―それが問題……ではない?
notだよな。否定形?)
■カメリア
なぁ~に、見てるんだよ、あーちゃん
■アイリス
その名で呼ぶなってんだろ
■リコリス
あはは。
で、なにかな、それ?
■アイリス
んー、まぁ…
(生きるべきでない…。死ぬべきでない…。
んー…、あぁ、なるほど)
生きる『べき』か、死ぬ『べき』か。
■リコリス
シェイクスピア?
■アイリス
あぁ。
くくくっ。なるほどねぇ。
それが問題じゃないんだ。
(そんな風に、まわりに選択させられてること自体が問題なんだ。
道は他にもあるってのに。
それにしても…薫令が言ってた
小夜子の古典好きってのはホントだなぁ。
―ったく、わかりにくいだろうが)
■リコリス
???
■リーダー
午後はいけそうか?
■アイリス
おう。まかせろよ
+++
■アイリス
『……恋し…愛し…貴女だけです…』
■リコリス
あれ? さっきと違うね
■リーダー
あぁ…。だが
■カメリア
いいんじゃねぇの?
こーゆー歌い方、俺は好きだぜ。
■リーダー
うーん…。
■アイリス
どうだ?
■リーダー
………録り直しだな
■アイリス
あぁ?!
(これでもダメなのかよっ)
■リーダー
俺らが、録り直しだ。
それにあわせて、もう一度歌ってくれ
■カメリア
げー。好きなんて言うんじゃなかった。
■リコリス
まぁ、でも…こっちのほうがいいよねぇ。
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