033：Happy Birthday to Alice

今回のお話は、公開するの、迷いました。
えっとドールがモデルのシナリオってことで、
そーゆーのが嫌な人もいるかなぁって思って。

そーゆーのっていうのは、
ショーコミみたいな？
男女ですが、にゃんにゃんするようなお話。
いえ、そのシーンはカットしてありますけど。
にゃんにゃんしたなーっていうのがわかるような描写があるので。

嫌な方は見ないでください。
この回を見なくても大丈夫ですので。

見てもいいよーっていう方は、「つづき」からどうぞ。

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【Happy Birthday to 有栖】 017存在理由　以降　ト書きのままでＵＰ

（リビング）
■小夜子＆ニーナ
ハッピィバースディ　トゥー　ユー
ハッピィバースディ　ディア　あーちゃん
ハッピィバースディ　トゥー　ユー

お誕生日、おめでとう☆

■有栖
おう。ありがとう
（小夜子があーちゃんって…）

■ニーナ
あのね、ニナね、あーちゃんの絵かいたんだよ

■有栖
んー？　どんなんだ？

■ニーナ
はぃっ

■有栖
おー、よくかけてるじゃん。
ありがとな。

■薫令
私からは、コレ。
どうかしら？

■有栖
サンキュ。
で、小夜子からは？

■小夜子
わ、私は…あとで。

■有栖
？？？

■小夜子
とりあえず、ケーキ切りましょう。

■ニーナ
やったぁ☆　ケーキ、ケーキ♪


＋＋＋

（リビング）
■有栖
チビ、寝ちまったみたいだな。

■薫令
そうね

■有栖
部屋、つれてくか。
…てか、小夜子みかけなかったか？

■薫令
うーん…。見てないけど。

■有栖
部屋まで行ってみるかねぇ

■薫令
ま、待った
そのまま自分の部屋に戻った方がいいんじゃない？
もう遅いし

■有栖
俺、これでもへこんでるんだけど。
小夜子からプレゼントもらってねぇし。

■薫令
うーん…、でも小夜子は早く寝るって言ってたから

■有栖
寝込み襲ったら、怒る？

■薫令
それは強姦です。
ほらっ、もう帰った、帰った

■有栖
（なぁ～んか、知ってそうなんだけどなぁ…。
とりあえず、いっかい部屋に戻って、
薫令が寝た頃に小夜子のところに行くか）


＋＋＋


（有栖の部屋）
■有栖
（電気は…）

■小夜子
待って

■有栖
へ？
どうしたんだ？？
（電気をつける）

（有栖の布団に襦袢姿で首まで入っている小夜子）

■小夜子
あ、あのね…これは……そのっ

■有栖
あー…えー…っと
（まぁ、とりあえず小夜子には会えたし）
（布団に腰掛けて、小夜子の頬を撫でる）
なぁ、今日、俺の誕生日なんだけど

■小夜子
し、知ってるわよ…

■有栖
プレゼントほしいんだけどなぁ

■小夜子
……………。

■有栖
さ・よ・こ

■小夜子
…プレゼントはっ、その………

■有栖
（ん？　なんだ、この布団からはみ出してるの）
（有栖引っ張る）

■小夜子
きゃぁっ。
ひっぱっちゃダメっ
（小夜子、がばっと身体を起こす）

■有栖
へっ？
（首元に絡みついているリボンを見て驚く）

■小夜子
だからダメって言ったのに…
（恥ずかしがってうつむく小夜子）

■有栖
（これって、もしかして…）
もらっていいのか？

■小夜子
…返品するなら今のうちよっ

■有栖
だれも、んなこと言ってねぇだろ。
……ホントに、いいんだな？

■小夜子
（うなずく）

■有栖
…じゃ、脱がせて

■小夜子
脱がせ…って

■有栖
ほら…
（手を裾に導く）

■小夜子
あ…うん……
（ぎこちないけど、なんとか脱がせる）
（あ……ちゃんと男の人なんだ。
私…少し怖い………）

■有栖
小夜子、すっげぇ可愛い。
（甘いキスをする）

■小夜子
…んっ。
（でも…有栖となら、私……）

■有栖
さて、寝るか。

■小夜子
えっ？

■有栖
…怖いんだろ？

■小夜子
怖くなんて…

■有栖
無理しなくていいんだ。
ほらっ、さっさと横になる。
寒ぃよ

■小夜子
う、うん……

■有栖
もっとくっついて

■小夜子
え？　……うん。
（あ…どうしよう。なんかドキドキする…）
あ、有栖？

■有栖
んー？

■小夜子
あのね、有栖。私…ドキドキするの。
有栖といると。

■有栖
別に変なことじゃねぇって。
それより小夜子は明日も学校だろ。
今日は寝ようぜ。

■小夜子
だって…
（私は寝られないわよっ。
こんなにそばに有栖がいたら…）

■有栖
ん？どうした？？

■小夜子
（もしかして私、魅力ないのかしら？）
私じゃ、ダメ？
こんな身体じゃ、興味ない？

■有栖
（ったく、このお姫様は…）
そうじゃねぇよ

■小夜子
じゃあどうして？
ねぇ、私じゃダメ？
有栖はドキドキしない？

■有栖
（ドキドキっていうか……あぁ、もうっ。
こっちは我慢してんのに…）
もういい。今日は俺、リビングのソファで寝るから
（身体を起こして、ベッドに腰掛ける）

■小夜子
私じゃ、ダメなの？
私のこと、興味なくなった？
嫌い？
ねぇ、有栖…

■有栖
（がばっと小夜子の両腕を押さえつけて）
……っ、好きな女にこんな誘い方されて、
ヤりたくなるだろう！

（悔しそうに、我慢するように目を閉じて）
男と付き合うのなんて初めてだろうから、
優しくしてやりてぇのに、
そんな余裕ないんだよっ

■小夜子
……いいの。

■有栖
あぁ？！

■小夜子
私…有栖になら、壊されてもいい。
だから側にいてほしいの

■有栖
んなことしなくたって、側にいるって
（ゆっくりと手を離して身体を起こす）

■小夜子
…私、お子さまだから興味ない？

■有栖
あるっ。すっげぇある。
てか、小夜子ならどんなんでもいいんだよ

■小夜子
ねぇ…私、有栖がほしい……

■有栖
……っ
（これ以上なにも言うな。とまらなくなるっ…）

■小夜子
キスだけじゃイヤ。
もっと…して……

■有栖
………っ、マジで、俺がもらうぞ
（真剣に）

■小夜子
うん…有栖。
……もらって、くださぃ

＋＋＋


■有栖
はぁ……。
結構ムリさせた…よな。
ありえねぇ…初めてだっつうのに。

■小夜子
……んっ…んー

■有栖
小夜子…おはよ

■小夜子
おは…
（声が、かすれてる？）

■有栖
（あー、やっぱり）
水持ってくるわ。少し寝てな

■小夜子
待っ…つぅ……
（身体中が痛いわ。どうして…）


＋＋＋


■薫令
あら、早いのね

■有栖
ん？　薫令こそ早いじゃん

■薫令
今日は小夜子が起きてこれないかなぁと思って

■有栖
……知っていやがったな

■薫令
あら？　なぁ～んのこと？

■有栖
てめぇ…

■薫令
その様子だと、進展したのかしら？

■有栖
まぁな

■薫令
せっかくお膳立てしたんだから、うまくいってくれなくちゃ

■有栖
『あの』プレゼント、おまえが考えたんだろ

■薫令
えー、わかったぁ？

■有栖
わかったもなにも、アイツひとりじゃ思いつきもしねぇよ

■薫令
あはは。そうねー。
はい。これ朝食。簡単なものだけど。
それからお水とお薬。食後ね。

■有栖
おう。

■薫令
あと、ニーナは幼稚園に連れて行くから。
お弁当もバッチリ。
小夜子の学校にはお休みの連絡しておくわ。

■有栖
手際いいな

■薫令
まぁね。
念のため、小夜子のお仕事、確認しておいて

■有栖
ん、おっけー


＋＋＋


■有栖
小夜子ー。メシ。

■小夜子
（ますます布団にもぐりこむ）

■有栖
ん？？？
どうした？

■小夜子
服…

■有栖
あぁ。んーっと、とりあえずこれでいいか。ほらっ。

■小夜子
（有栖の…）
（ごそごそと布団の中で着がえる）

■有栖
（そんなに恥ずかしいんかね？）
起きられるか？

■小夜子
だ…め……

■有栖
そうか。んじゃ…
（小夜子を後ろから抱えこむように抱いて、寄りかからせる）
水、少し飲めよ

■小夜子
……ん。生き返ったみたい。

■有栖
そりゃよかった。
メシは？

■小夜子
いただく…って、ニーナのお弁当っ。

■有栖
ま、待てって。
薫令がやってる。

■小夜子
朝ごはんは？

■有栖
それも。

■小夜子
学校…

■有栖
休みの連絡するって。
あ、そうだ。仕事はあるのか？

■小夜子
…ないわ。

■有栖
んじゃ、しばらくゆっくりできるな。
とりあえず、なんか食えよ。
俺、腹ペコ。

■小夜子
え、ええ…
（あの薫令ちゃんが朝から起きてるなんて…）

■有栖
食い終わったら薬な。
身体、痛いだろ。

■小夜子
えぇ。ありがとう。
その…いろいろしてもらっちゃって

■有栖
あー…まぁ、俺の責任でもあるし？
これくらいはね。
（それにしても…俺の服着てるってのも
けっこうクるもんだな。
サイズ合ってねぇし、そこがすっげぇイイ）

■小夜子
んっ？　なぁに？

■有栖
んー、いや、俺だけのせいでもないか…って思い直してたとこ。

■小夜子
えっ？

■有栖
だって、小夜子が『もっと…』って言ってきたんだろ？

■小夜子
……っ、そんなこと、言ってないわよ

■有栖
言ってたぜ。『もっとして』って

■小夜子
だからっ、言ってないってばっ

■有栖
んー？　そんなにしっかり覚えてるの？
（耳元で囁く）……いやらしい

■小夜子
……っ。
（覚えてないわよっ。…気持ちよかったことくらいしか）

■有栖
そーんな小夜子も、好きだけどね。
俺のために、もっといやらしくなって。

■小夜子
なっ…有栖のバカぁ。
（ぶかぶかなロングＴシャツの裾で、顔をおおう）

■有栖
（うわぁ…、マジでほしくなった）
小夜子…
（甘いキス）

■小夜子
あ…ちょ、有栖……

■有栖
んー？　もういらねぇ？

■小夜子
ぃゃ…もっと……もっと、して

■有栖
あぁ…愛してるぜ


＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋


はい。まぁ、そんなかんじです。
ホント、いろいろゴメンナサイ。
次はもっとライトなのにします。
あー恥ずかしい。