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プロフィール
HN:
薫令(かおれ)
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/02/23
職業:
大学生
趣味:
手芸・工芸・文芸
自己紹介:
ドール大好きっ子の薫令です。
手芸も写真も好きなので、
outfitを作ったり、
いろんな場所で写真を撮ったり。
そんな活動の記録です。
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2b1b9044.JPG小夜曲 1周年記念小説

まだまだ序盤です。
すみません、
調子にのって書きすぎましたorz


では、第6回をお楽しみください。



【Boy meets girl... 第6回】

彼女の意見のせいで、音は全て録り直した。
俺はボイスレッスンの毎日で、くたくたになって家へと帰ってきた。
風呂もそこそこに、ベッドへ倒れこむ。
明日は彼女が来る。
「……そうですね」と言った時の、顔を思い出す。
ベッドサイドに置きっぱなしの雑誌をめくる。
『カメラの前ではこういう顔して、実は計算高い悪女かよ』
会いたくねぇな。
―と、雑誌の写真にうつる彼女と目が合った…ような気がした。
実際目が合うなんてないよな、写真だし。
……ん?
実際に話しているときは、目が合ってたよな。
ロケバスの行きも帰りも。
あれも礼儀のひとつなのか?
小学校で習う『目を見て話をしましょう』ってやつ。
じゃぁ、最後に視線を逸らしたのは……わざと?
『あー、もうわかんねぇ。やっぱ会って聞くしかないのか』

翌日、スタジオへ向かうと、まだ誰もいなかった。
『早く来すぎたかな』
そう思い、ブース内で転がる。
俺がいつも使っているところだ。
その天井を見ながら、俺はいつの間にか眠りに落ちていた。

「―アイリス」
『…聞こえる』
「―アイリス」
『…聞こえる、声が』
「―アイリス………きゃぁ」
目を開けて起き上がると、女性の悲鳴が響いた。
女? 誰だ? よく見えない。
目をこすっていると、その手を止められた。
「だめ。目が赤くなっちゃうでしょう」
母親のようなその言い方に、自然と声のする方を見た。
「小夜…っ」
驚いて少し下がると、マイクスタンドに腰があたって倒れそうになる。
ふたりして、慌てて元に戻すと、
顔を見合わせ、どちらからともなく笑いあった。


づづく…

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