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プロフィール
HN:
薫令(かおれ)
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/02/23
職業:
大学生
趣味:
手芸・工芸・文芸
自己紹介:
ドール大好きっ子の薫令です。
手芸も写真も好きなので、
outfitを作ったり、
いろんな場所で写真を撮ったり。
そんな活動の記録です。
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ニーナ@甘夢真霧
珠華(しゅか)@シュルツ
葉(よう)@時

この3人は同じ世界観という設定なのですが。
終わりまでのあらすじ?を
ひっそりこっそりUPしたいと思います。

内容は某所に書いたのと同じです。

ウェットとか、BLとか、ベッドシーンっぽいニュアンスとか、
そーゆーのが大丈夫な方だけ、
「つづき」からどうぞ。





ホントに大丈夫ですね?













【小夜曲の数年後の世界】と呼んでいる世界観。
(ブライスの世界の数年後ってことです)
現代日本が舞台ですが。



【ニーナ】
7歳くらい。本当なら小学校2年生…かな。
でも、珠華(しゅか)が離したがらないから
学校には行っていない。
彼女が盲目になったのは、珠華のせい。
大好きな珠華と一緒にいるには、
「きれいなおめめ」じゃダメだと思い込んで
自分で見えなくしました。
だから、ブライス時代(小夜曲の世界)では、目は見えます。
年齢の割に、子供っぽく見えるのは、
ニーナが意図的にそうしているから。
珠華に必要なのは、「珠華と出会ったころのニーナ」で
「珠華を信頼しているニーナ」だから。
このように年齢以上に大人びている部分もある。

ニーナにとって珠華は、
一番大事な人で、大好きな人。
珠華が笑えるようになる(幸せになる)ためなら
なんでもする。
笑えるようになるために、自分が必要だと思っていて、
だから、「ずっといっしょする」と言って、傍にいる。
珠華が言うことは絶対で、
どんな言葉にも逆らわない。
珠華の言葉を否定することは、珠華を裏切ることだから。

ニーナにとって葉は、
珠華が笑うために必要な人。
葉が珠華のことを好きなのはわかってるし、
ホントは自分のことだけみていてほしいから
葉が珠華に近づくのは嫌だけど、
葉がいると珠華は笑うから、
珠華のために許している。
きっと、自分が「嫌だ」と言えば、
珠華は葉を傍に置かない。それはわかってる。
でも、そうすることで、
珠華が苦しむのもわかってるから…。



【珠華(しゅか)】
25歳くらいだと思う(きっちり考えてなかったよ…)
今は華僑の若頭領。
(華僑は中国系マフィアが仕切っているから、
 事実上、在日マフィアの若頭領ってかんじ?)
昔はメジャーバンド「プランツ」のベーシスト。
華僑を取り仕切っている父との約束で、
将来 頭領を継ぐという条件のもと、
自由にさせてもらっていた。(バンドをしていた)
珠華は、自分に冷たかった華僑なんか どうでもよかったし、
頭領になるつもりなんてなかったんだけど、
将来は決められていた。
未来への希望が持てずに、ココロは冷え切っていた。
だから、笑ってちゃかして、本心なんか見せない、
そんな関係しか作っていなかった。
でも、ニーナは珠華の気持ちに気付いた。
「珠華が泣いている」と言って、
ずっとそばにいてくれた。
次第に珠華の気持ちはニーナに向くようになる。
それで「恋人」になることで、ニーナを自分に縛り付けた。

珠華にとってニーナは、
最後まで自分の味方でいると信じられる唯一の人で、
自分とは違う綺麗なものだから
傷つけないように大切にすべき人でもある。

珠華にとって葉は、
家族のような人。欠くことのできない人。
ニーナがいて、葉がいて、自分は安心できる。
葉が自分のことを(恋愛として)好きなのは知っている。
その想いに、自分は答えることができない。
(心はニーナのものだから)
それなのに、自分のわがままで傍にいてもらっている。
そんな葉に、自分は身体しか返せない。
それでも傍にいてくれる葉に感謝をしている。



【葉(よう)】
27~28歳くらい?
大学時代に日本に来て、それからずっと日本で暮らしている。
だから日本語と中国語が喋れる。
珠華に命を救ってもらい、
そこから珠華個人に仕えるようになった。
珠華が「ニナちゃんの世話をして」と命じたから、
ニーナの身の回りの世話をしている。

葉にとって珠華は、
恋愛対象として好きな人。
ニーナという恋人がいるということはわかっているし、
珠華の気持ちはニーナのものだっていうのもわかっている。
でも、離れることができない。傍にいたい。
そんなわがままな自分に、珠華は身体を許してくれた。
心はニーナのものだけど、身体は自分のもの。
それだけで満足すべき…だけど、
「心がほしい」と どこかで言っているのが聞こえる。
そんな声に蓋をして、今日も笑顔で珠華の前に立つ。

葉にとってニーナは、
珠華の好きな人。つまりライバル。
でもニーナの 珠華への傾倒ぶりを見て、
自分は敵わないと感じている。
珠華の言葉は絶対。そう信じているニーナと、
「珠華のために」間違いを正す自分。
珠華の愛を得るには、
すべてを受け入れなくてはいけないのだと、
ニーナを見ていて思う。
それができない自分は、
珠華の心をもらえなくても仕方がない…。



【究極の選択】
よくある究極の選択。
ニーナと葉が崖から落ちそうになっていて、
珠華はどちらかひとりしか助けられない。
どっちを助けますか?

答え。
珠華は葉を助ける。
で、ニーナが崖から落ちて死んじゃったら、自分も死ぬ。
葉は珠華がいなくても生きていける。幸せになれる。
でもニーナは違う。
ニーナは珠華がいないと生きていけないし、
幸せにもなれない。
そう思っている。
だから、珠華は「自分が死んだら、いっしょにおいで」と
ニーナに言ってある。
珠華も、ニーナがいないと生きていけないから、
ニーナが死んだら死ぬつもり。



【今後の展開】
ブログの方では、テキストでいろいろ書いているんですけど、
その後のお話。

世界各国の華僑を束ねている人物(珠華の父より権力者)の娘が
日本にやってくる。
珠華のことを気にいって、結婚をせまられる。
でも珠華にはニーナがいるから
それを断る。
その原因(ニーナ)を知った娘は、
ニーナを亡き者にしようと画策する。
父親の権力を使って圧力をかけてくる娘に対して
どうしたらよいか…と悩んでいたところに、
マフィアのナンバー2がやってくる。
彼の名前は黒龍(ヘイロン)
珠華は黒龍と取引をする。
「自分を好きに使っていいから、ニーナと葉を守るように…」
こうして、珠華は黒龍のオモチャになる。

黒龍が帰国するときに、
3人は中国についていく。
そして、黒龍の屋敷に囲われるようになる。

黒龍はオモチャを見せびらかしたくて、
パーティに連れ歩く。
そこに、黒龍のライバル、白龍(パイロン)がいて、
珠華に目をつける。
後に、白龍に珠華が誘拐されるが、
黒龍が助けにくる。

そんなこんなで、珠華をめぐって黒龍と白龍が対決していると、
それがマフィアトップの耳に入る。

トップが主催するパーティで、
いきなり珠華が次期頭首に任命される。
断る珠華だけど、黒龍や白龍たちはそれに従うと言いだして。

でも、トップはまだ健康そのもの。
珠華がトップになるのは、まだ先の話だと思われた。
が。白龍がトップを暗殺してしまう。
珠華は、自分が不利になるのを承知の上で、
白龍に罰を与えなかった。
そのことが、青龍(トップ派の重鎮)の反感を買う。
青龍と珠華の関係は悪化していった。
組織が分裂するかというところまでいってしまう。

珠華が悩んで出した答えは、
自らの死によって全てを治めるということだった。
誰にもその覚悟を知らせず、
ニーナには「生きて幸せになるように」と言い残し、
青龍のもとへ行く。

青龍に捕えられた珠華を助けようと黒龍が動くけど、
珠華はそれを断った。

そして、青龍、黒龍、白龍など、
みなが見ている前で
青龍によって撃ち殺される。
次期頭領は黒龍だと言い残して。

珠華が死んだあと、
葉は毎日泣いていた。
どうして止められなかったのか、と。
後悔に押しつぶされそうになっていた。
その気持ちにニーナは気づいていて。
葉を連れて日本に帰る。
そして「ニナには葉が必要なの!」と言って、
すべてを葉に頼るようになる。
葉はニーナに頼られることで、
自分は必要な人間なのだと考え、
少しずつ珠華のことを思い出にしていくことができた。

一方 ニーナは。
珠華との約束(珠華が死んだら追いかけて死ぬ)と、
別れの言葉(生きて幸せになるように)の間で悩んでいた。
生きることはできても、幸せは珠華と共にあるから
幸せにはなれない。
とりあえず、珠華が大事にしていた葉が
幸せになれるようにすることを決意する。
(→その後の「ニナには葉が必要なの!」という発言)

葉が立ち直っていくのとは反対に、
ニーナは次第に笑わなくなっていった。

そして齢16を迎えたその日。
ニーナが自殺未遂をおこす。
「葉はもうひとりで幸せになれる。
だからニナはもう行くね。
珠華に会いに行くね。」
そう言って。

葉は、ニーナの自殺未遂で
まだ彼女が珠華を愛していると知った。
珠華のために。
そう、珠華のために、
葉はニーナを殺す決意をする。
それを伝えると、ニーナは昔のように笑った。

決行の日。
葉は薬でニーナを眠らせるとベッドに横たえた。
包丁を取り出し、首へあてる。
ニーナを殺したら、自分も死ぬつもり。
また3人で幸せな生活が待っている。
でも。
それは果たして 本当に「幸せ」?
珠華はニーナに会えて幸せだと思う。
ニーナも同じだろう。
でもそれじゃあ、珠華の心は手に入らない。
ふと、心に黒いものが湧き上がる。
このまま自分だけ珠華のもとへ行ったら…。
そうしたら、ニーナが来るまでは
自分だけを見ていてくれる。
包丁を自らの首へあてがいなおし、そのまま引いた。

ひとり残されたニーナは、
置いて行かれたことに泣き、
葉を死なせてしまったことを詫び、
苦しんで苦しんで。

そんな話を聞いた黒龍が、ニーナに会いに来る。
部屋の隅でうずくまっているニーナを見て
手を差し伸べた。
「いっしょに来るか?」
その手をとり、ニーナは中国へ行く。

毎日、珠華の墓で泣きじゃくっているニーナ。
そんな彼女に、黒龍は告白する。
自分の伴侶になってほしい、と。
ニーナは断る。
珠華のお嫁さんになるのだと。
「それでもかまわない。
組織のために結婚させられることを憐れと思うなら、
形だけでもお願いできないか?」
しぶしぶ了承するニーナ。
そしてふたりは結婚する。

その後。
ニーナは相変わらず泣いていて。
珠華を愛していると、訴え続けていた。
そんな彼女を抱くことなく傍に置き続ける黒龍。

変わらない日常。
それが崩れる日が来た。

ニーナの目を治したい、と奔走していた黒龍が、
名医をみつけてきた。
そしてニーナは手術をうけ、視力を取り戻した。

目が見えるようになった彼女が最初にしたことは、
珠華の写真を見ることだった。
そして一緒に写っている葉を見て、
こんな顔だったんだ…と涙を流す。

ここまでニーナのためにしてくれた黒龍に
心を許しかけていた矢先、
彼女は一通の手紙を見つけてしまう。
差出人は…珠華。
大切にしまわれていたそれには、
信じられないことが書いてあった。

『…何年もして、もしニナちゃんが僕を愛していたら。
殺してやってほしい。
ニナちゃんは僕のもとでしか幸せになれないから。
黒龍にしか頼めないんだ…』

ニーナは、黒龍に裏切られたと感じた。
ニーナは黒龍に質問した。
「どうして私を殺さなかったの?」
彼は苦しそうに眉を顰めて言った。
「愛する人を殺めることなんてできない」
そして嫌がるニーナを無理やり抱いた。
きっとニーナは、抱かれたことで罪を感じるだろう。
その罪悪感が、この世に縛る枷になるといい…と思いながら。

ニーナは黒龍の想像通り、罪の意識に苛まれていた。
珠華を愛しているのに、他の男に抱かれた。
それは珠華を裏切ることと同じ。
こんな汚れた身体で珠華の元へ行くことなんてできない。
だから珠華との約束(珠華が死んだら追いかけて死ぬ)を果たせない。
だけど、このまま生きていても幸せにはなれない。
珠華は別れの時に、生きて幸せになれと言った。
その願いも叶えられない。

すべてに絶望し、日に日に衰弱していくニーナ。
泣くこともなく、墓参りもせず、
糸の切れた操り人形みたいに
ただそこにいるだけ。

先に耐えられなくなったのは黒龍だった。
月の明るい晩。
珠華の墓の前で、ついにニーナに手を掛けた。

亡骸を前に、黒龍はぽつんと呟いた。
「私は、ニーナが欲しかったんじゃない。
君たちの信頼し合っている関係が
うらやましかっただけだったんだな…」

月の光に照らされた彼女は、
幸せそうに笑っていた。



ここでおわりー。
長かった。けど、うん、まぁ…。
私の好きな展開だよね………すみませんでしたorz

私は、みなさんの設定を読むのも好きなので、
日記とかで教えてくれるとうれしいなーって思います。



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