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プロフィール
HN:
薫令(かおれ)
年齢:
37
性別:
女性
誕生日:
1987/02/23
職業:
大学生
趣味:
手芸・工芸・文芸
自己紹介:
ドール大好きっ子の薫令です。
手芸も写真も好きなので、
outfitを作ったり、
いろんな場所で写真を撮ったり。
そんな活動の記録です。
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2b1b9044.JPG小夜曲 1周年記念小説

今回も短いです。
ブログという性質上、
あまりだらだら書いてあると読みにくいので。
でも次回は少し長くなります。
すみません。

では、第2回をどうぞ。


【Boy meets girl... 第2回】


『…綺麗じゃん。全然違う』
俺は彼女の撮影にお邪魔していた。
壁に背をつけ、じっと彼女を見つめる。
その豹変振りに驚いた。
あんな学生が、こんなに綺麗な女になるなんて。
品があり艶があるその立ち姿に強く惹きつけられる。
彼女の撮りが終わってから、近くの人間に彼女のことを聞いてみた。
名前は小夜(さや)。
俺でも知っている大手のモデルプロダクション所属らしい。
それ以上はどうしても教えてくれなかった。
『…さて、どうしたものか』

翌日、小夜が出ている雑誌を書店でめくった。
気に入ったのをいくつか買い求めて、
スタジオに入る。今日は新曲の収録日だった。
休憩時間になるたびに、俺は彼女の写真を見ていた。
意識しなくても、自然と見ちまうんだ。
「それ、この前すれ違った子だろう」
リーダーが声をかけてきた。
頷いて返事をする。その間も、視線は本に落とされていた。
「あんまりバックナンバーがないな。最近の子か?」
「たぶん…」
リーダーを俺が買ってきた雑誌の中から一冊を無造作にとり、
ぱらぱらとめくりはじめた。
「小夜…か。この子、今度のPVに使ってみないか?」
俺はその言葉に驚いた。
確かにいいモデルだとは思う。
だけどPVは映像だし、曲のイメージと合うかどうか…。
「俺はいいと思うよ。特に、この着物の写真。すごく上品だ。
使ってみる価値はあるんじゃないかな」
リーダーの発言に、他のメンバーもわらわらと寄ってくる。
勝手に雑誌をめくって、議論し始めた。
こうなったら俺の手にはおえねぇ。
勝手に決めればいいさ。



つづく…

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