001：Happy Halloween

以前は、きちんと人形劇を作っていたのですが、
最近はその時間がとれず、
お話をなかなかUPできないことを心苦しく思っております。

ここに訪れてくださった方々に
私の世界観や、ドールの性格・思いなどが
伝わらないですし。

本当は、人形劇を続けられるのが一番いいのですが、
撮影する時間がとれそうにないので、
せめてシナリオだけでもUPしていきたいと思います。

しばらく時間があいてしまったので、
以前UPした人形劇もシナリオだけUPしたいと思います。

その際に、季節感がズレることがありますが、
あまり気になさらないでください。

それでは、最初のお話。

小夜子が主人公の【小夜曲】の世界から。

【Happy Halloween】

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【Happy Halloween】

■小夜子
さて…と、飾りつけはこのくらいでいいかしら

■ニーナ
おねぇたん…

■小夜子
あら、どうしたの？

■ニーナ
とりっく・おあ・とりぃと☆

■小夜子
今日は３１日だったわね。

■ニーナ
うんっ。ハロウィン～♪
ニナ、仮装したんだよ。どう？

■小夜子
かわいいオバケさんね

■ニーナ
えへへvv
あれ？　おねぇたんのドレス、くもの巣だぁ

■小夜子
気がついた？
ニーナがハロウィンを楽しみにしたいたから着てみたんだけど…
どうかしら？

■ニーナ
おとなっぽい…。
おねぇたん、きれい（見惚れ～）

■小夜子
あ、ありがとう…（照

■ニーナ
うん。だからイタズラしちゃう☆

■小夜子
？？？

■ニーナ
だっておねぇたん、お菓子くれないんだもん

■小夜子
…用意はしていたのよ。

■ニーナ
でもないよ。

■小夜子
薫令ちゃんがなくしちゃったの。
ニーナが好きそうな、パンプキンのガチャガチャだったのに…。

■ニーナ
おかぁさんのバカぁ…。
もうっ、おねぇたんにイタズラしちゃうもんっ。

■小夜子
え？　え？
なんで私…？？？

■ニーナ
えーい！

■小夜子
あっ、ちょっと、何するの…

■ニーナ
お菓子をくれない人にはイタズラするんだもーん！

■りん
トリック・オア・トリート！

■りん
―って、小夜子ちゃんに何やってるのよ！
（ニーナをひっぺがし）

■小夜子
りん、いらっしゃい。
あがってきたら？

■りん
はぁ～い☆
（やったぁ！！）

■小夜子
その格好…りんもハロウィン？

■りん
うんっ。みにぃです☆
小夜子ちゃんは蜘蛛の巣ドレスなんだ…。
小夜子ちゃんらし～い。

■小夜子
ふふふっ。ありがとう。

■小夜子
お菓子はこれでいいかしら？

■りん
ありがとう☆
（小夜子ちゃんからもらったお菓子なんて
食べられないよ～。
ずっと机に飾っておこうっと）

■ニーナ
むきゅぅ～。なんでニナにはくれないの？

■りん
小夜子ちゃんに嫌われてるんじゃなーい？

■ニーナ
そ、そんなことないもんっ。
ニナのこと好きって言ってくれたもんっ。

■小夜子
ねぇ、りん？
他のお家もまわるんでしょう。
はやくしないとりんが楽しみにしていたテレビ、
見逃しちゃうわよ。

■りん
え？　もうそんな時間？
学校があったから、遅くなっちゃったのかなぁ。
休みの日だったらよかったのに。

■小夜子
また遊びにいらっしゃい

■りん
はぁ～い♪

■ニーナ
……ねぇ、おねぇたん。
ニナのこと、きらい？

■小夜子
大好きよ。

■ニーナ
じゃあなんでニナにはお菓子くれなかったの？
りんにはあげたのにっ。

■小夜子
ニーナには特別なものをあげたかったの。

■ニーナ
でも、もらってないもん（うるうる）

■小夜子
だからね、イタズラしていいのよ

■ニーナ
え？

■小夜子
ニーナだけは、私にイタズラしてもいいの。

■ニーナ
えっとー…りんは、ダメ？

■小夜子
そうね。ダメよ。
ニーナだけ。

■ニーナ
おねぇたん大好きっ。

■小夜子
私も、ニーナが一番大好きよ

■ニーナ
えへへっvv

■ニーナ
今日はいっぱいイタズラするもんっ。

■小夜子
ふふふっ。じゃあずっといっしょね。

■ニーナ
うんっ。

＋＋＋

■小夜子
あらあら。今日は遊び疲れちゃったのかしら。
ひさしぶりに、いっしょに寝ましょう。

■小夜子
…ちょっと、薫令ちゃん。
撮るのもいいけど、ニーナを起こさないでね。

■薫令
はぁ～ぃ。