008：ミッション

今日のお話は、『ニーナの誕生日』についてです。

ドールが少なかった頃は、
ちゃんと誕生日にプレゼントを用意していました。

今は…まぁ、２５？もいるので、
毎月誕生日ってかんじです。
忘れてはいないんですけどね。
ちゃんと手帳に書いてあるし。
でも誕生日祝ってると、
お洋服とか買ってあげられなくなっちゃうから。
我慢してもらってます。

では「つづき」からどうぞ。

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（コンコンっ）
■有栖
んー、どうぞ
（有栖、ベッドに横になっている）

■小夜子
あの…今、時間あるかしら？

■有栖
へーき。
（起き上がって座る）
もっとこっち来いよ。

■小夜子
ありがとう。
（有栖と並んですわる）

■小夜子
あのね、もうすぐニーナのお誕生日なんだけど…


■有栖
あー、何買うか決めておいた方がいいな。

■小夜子
そうよね。何がいいかしら。

■有栖
…薫令には相談しなくていいの？

■小夜子
薫令ちゃんに言うと、高いもの買ってきそうだから。
あのこはお財布。

■有栖
（…気の毒に）

■小夜子
やっぱりお洋服かしら…

■有栖
うーん…洋服っていっても、ニナはポップなかんじだろう。

■小夜子
意外とパンクもいけるわよ。

■有栖
ふーん。あの顔でかぁ？

■小夜子
薫令ちゃんが撮ったお写真だけど…見る？
（携帯を見せる）

■有栖
あぁ…これならイイじゃん。
（てか、待ち受けが妹って…）

■小夜子
でもそういうお店、よくわからないから…

■有栖
パンクでポップ…あぁ、あそこはどうだ？

■小夜子
いいお店があるの？

■有栖
あぁ。とっても…な。

■小夜子
（有栖に任せてよかったわ。これであのこも喜ぶでしょうし）

■有栖
小夜子？　どうした？

■小夜子
え？　あぁ…なんでもないの。
有栖からのプレゼントなんて、
ニーナは喜ぶでしょうね。

■有栖
うーん、『俺から』ってより
『おねぇたんから』ってかんじだと思うけど。

■小夜子
どうして？　ニーナは有栖のこと好きよ。

■有栖
でもアイツの一番は小夜子だろう。

■小夜子
…そう、かしら？（不意に視線をそらす）

■有栖
（あー、もしかしてまた変なこと考えてる？）
ちょっと待ってろ

■小夜子
え？　ちょ、有栖？？
（行っちゃった…。なんなのかしら？）